アンタレス

ショーン・オブ・ザ・デッドのアンタレスのレビュー・感想・評価

3.7
パブ「ウィンチェスター」に入り浸る男、ショーン(サイモン・ペグ)。いつもデートの場所はこのパブで、しかも親友のエド(ニック・フロスト)のオマケ付き。当然というべきか、ガールフレンドのリズ(ケイト・アシュフィールド)に振られてしまい意気消沈するショーン。翌朝目覚めてみると、街を闊歩するゾンビ達。母とリズを助けるため、ショーンとエドが奮闘する。

ゾンビ映画には、恐怖やグロさが必ず必要なのか?と聞かれれば、答えは否である。この作品はゾンビ映画でありながら、そのような要素はほとんど存在せず、コメディと恋愛で成立している。
そして、その完成度が非常に高い。サイモン・ペグとニック・フロストは安定して面白いコメディを提供してくれるし、冴えない主人公が非日常の中、成長し男らしい姿をみせるのは、恋愛の王道である。
通常のゾンビ映画と毛色は違うが、かなり質の良い作品だと感じた。
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