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ショーン・オブ・ザ・デッドのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

3.8
『 awake
~こんな男のために~ 』

短く表すならやはり「ゾンビ・コメディ」となるのかもしれませんが、主人公及びその友達がたまたま“こんな男達”であっただけで、実はそれ以外は意外としっかりしてる秀作ゾンビ映画🎬

このヤル気な~いゆるめな感じから、事態にあわせて気付けば徐々に本気モード突入!みたいな流れの映画には、ハズレが無いなぁという気が致します。その点でこの流れに近いと感じる『キック・アス』も好きなのかも(’-’*)✨

『ドーン・オブ・ザ・デッド』のどこが秀逸だったかというと、よくよく観てみたら実はど頭から異変を伝えてる。なのに主人公も観ているこちらもそれに気付かない。そこが非常に怖かったわけです。で、この『ショーン~』に関して言えば、そこをしっかり分かった上で、それを笑いに転化。しかし、こっちもよく考えてみたら「エライ怖いやないか😱❕」ってお話。もうそこに感心しきりなんです❗️

だから、ボクは他のみなさんが笑って観ているシーンでやはり笑いつつ、でももしかしたら違った感情も入り交じって観てるかもしれない。そんな感じで、ボクの中では非常に特異な位置付けのゾンビ映画で、なおかつ早い話とっても優れた作品だなと思うわけです。

あと、あくまで映画らしいデフォルメもあるとはいえ、過ぎゆく惰性の日々にそれなりに満足してるほぼオッサンみたいな主人公ってとこがイイ✨その設定だからこそ、「志村後ろ~❗️😲」的な場面が活きるし、そんな男だからこそ空回りもしつつ、“覚醒”の如く奮闘する姿を思わず応援しちゃう✊😳

脱力ノリな序盤が懐かしく感じる位、気付けば絶体絶命になっていく流れが秀逸で、ロメロ・オマージュともとれる臓物ゴアシーンだってやっちゃう位後半戦は胸アツ😆『ワールズ・エンド』もそうだったけど、終盤に向けての映画的加速がこの監督は本当にウマイ❗️笑いだけじゃなく思わず涙💧なシーンもあって、一本の映画から得られる満足度は本当に高いです❗️💨

“こんな男”が主人公だからこその胸アツ😆ゾンビ映画、未鑑賞の方は是非っ‼️
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