学校や家でも周囲と馴染めなかった少年はある日、砂浜に打ち上げられたイルカと出会う。傷ついた尾びれは感染症を防ぐために切り落とされ、それでも懸命に生きようともがく彼女の回復を見守るうち、少年の心に熱が灯る。やがて少年の熱は周囲を巻き込み、彼女を助ける大きなうねりとなっていく、という話。
実話をベースにしたとは思えないほど綺麗なストーリー。打ち込めることが見つかり、それを応援してくれる人たちがいる優しい世界。
一番の名役者は文句なく「ウィンター役、本人」だろう。
……うわルーファス(ペリカン)やめて攻撃しないで、君も良かった、良かったから!
以下ネタバレあり。
最後までクラスメイトたちを(あからさまに)見返すようなシーンがなくて良かった。学校(普通)だってもちろん大切だけどそれだけがすべてじゃないと静かに言っているようだった。
過剰に意識するのも変な話なのだが、身障者と接する機会が少ないので、軍病院のシーンでは自分なら彼らと会ったときどんな反応をすればいいのだろうかとつい考えてしまった。
病院の売却先の人がイケメンすぎた。ホテル建設準備に20年かかるからそれまでは今のままでいいよってカッコつけすぎですw
2もあるみたいだけど、この上を行ける気がしないので観ないままでいたい気持ちが強いw
総評:広くお勧めしてもクレームが来ないであろう良い映画