せびたん

吸血ゾンビのせびたんのレビュー・感想・評価

吸血ゾンビ(1966年製作の映画)
4.4
うん。いいジャケットです。
ハマーフィルム怪奇コレクション。他にもあるのかな。

最近普通の映画ばっか観てたんで久し振りに安心して観れました(←価値観の完全なる転倒w)。これでもかっていうくらいのゴシックホラーでした。映像もきれいでよかったですがセリフも装飾過多で私は好きでした。こういうのは繰り返して観ても飽きないんですよね。舞台はたぶん19世紀のイギリスの田舎町。地主が町を仕切ってる時代です。嵐ケ丘のヒースクリフを思い出します。

ボスキャラ«人に好かれたくないと言えば嘘になります。しかし好かれるには妥協が必要だ。代償が大きすぎます»
ヒロイン«妥協?»
ボスキャラ«慣習に従って行動することです。私は自分を貫きたい»

中盤くらいのこういう会話でボスキャラが定義されてました。公開時にはこれだけの会話でボスキャラのすべてを想像可能だったんでしょうが、時代が変わり、価値観も変わったと思われる今となっては後半に行くにつれ、なんかボスキャラのキャラがよく分からなくなってました。ボスキャラのキャラ。笑

ロメロのゾンビが産まれる前の作品なので、噛まれても感染しないタイプです。ブードゥーの呪術によってゾンビになった人達が錫鉱山で働かされる話でした。原題のプレイグも邦題の吸血も関係なかったような…。

あと他の方も書いておられますが、巨大な犬がほぼ見切れながら2度ほど映るのが怖い…

今気づきましたがこれって買う以外に観る方法がないかもしれない映画みたいです。そんなの紹介してすみません。私は数年前にどこかのショップの三本買ったらお得!みたいなやつで購入しました。ひとめぼれでした。お米じゃないほうの。
せびたん

せびたん