とても不思議な映画だった。町山さん解説を聞いて、アメリカではこんな時代やこんな考え、そしてそれらを反映したたくさんの映画があったのか、と初めて知った。
本作では、3人の男女が友情とも愛情とも一区切りにはできない絆で結ばれた約10年間が描かれているが、一夫多妻制に近いこのような関係性があってもいいよなぁ、と前から思ってた。
既成概念に縛られない3人は、世間から見たらただの非常識な若者たちで片付けられてしまうけど、とても自由で自分に正直、生き生きと人生を楽しんでいるように見える。まー、彼らも彼らなりの葛藤があるのだが、人はもっと自由でいていいと教えてくれるような映画。
本作の基となったトリュフォーの『突然炎のごとく』も観てみたくなった。