きぬきぬ

悪魔のきぬきぬのレビュー・感想・評価

悪魔(1972年製作の映画)
4.3
18世紀末、怪しいプロシア人の男により囚われていた精神病院から抜け出したたヤコブは、家路を目指すのだが、その道中、まるで悪魔にとり憑かれたかのように残虐行為を繰り広げて行く猟奇殺人鬼と化す。
その描写があまりに凄まじく、暴力も性行為も半端なく過激で残酷、汚物まみれで死体の山で、出てくる人間も変態ばかりで、アシッドな幻覚トリップまである狂いっぷりのとんでもない鬼畜なキチ○イ映画。生易しさの一切ない、荒涼とした風景の冷たさ。
抑圧が人を狂わせたのか、狂っていたのか。監督の正気さえ疑うわ(笑)
まるで激流に呑まれるような勢いで観た後、素晴らし過ぎて茫然とした。
狂っているが美しい。
まさしくアナ-キ-で本当に向こう側へ逝っちゃってるから、上記の内容に少しでも抵抗感じる方には決してお勧め出来ない。
きぬきぬ

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