損者三友、負のトライアングルは三者の人生を狂わす。
年甲斐も無く自分の子供かと思うほど年が離れている娘に恋をし、我を忘れ惚れ込んでしまう初老の男の末路は悲劇でしかない。
しかしこの男の気持ちが分からない訳ではない、歳を積み重ねて分かる自分に無い若い娘の肉体や感性は何物にも変えられない。
只、この男の惚れた娘が悪かった…。
アリストテレスは言った『若者は簡単に騙される。何故なら、すぐに信じるからだ。』、これは完全に間違っている。
堕ちていくのは年寄りなのか若者なのか…。
ジャン・ルノワールの『牝犬(1931年)』をリメイクした、安心して観れるフリッツ・ラングのフィルム・ノワール..★,