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緋色の街/スカーレット・ストリートのeknのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大傑作。
字幕を追うのが勿体ないほど美しいジョーンベネット、存在だけでサスペンスを生み出すダンデュリエの豪華セット。“会社の金を盗む”と“妻を殺す”のフックが常に眼前に垂らされているような緊張感が、エドワードGロビンソンの名演によって引き出される。ロビンソンに言い寄られることを拒絶するベネットも最高。SICK!SICK!SICK!
ラストの贖罪の機会を永遠に失った男と自画像により永遠の美を得た女の対比は強烈。『ジェニーの肖像』を観たから余計に…
『ビッグアイズ』的な詐称や死んだはずの妻の元夫の登場(自画像によって時間経過を表現していた!)など、息つく暇もない構成。
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