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キャタピラーのuのレビュー・感想・評価

キャタピラー(2010年製作の映画)
3.0
なにが暴力なのかを考えさせられる映画だった。
この夫婦はどこまでいっても孤独な一人と一人だった。

記憶の分有、共有ができないことがどれだけ人間を孤独にさせるか。
出来事の記録はできても経験の記憶をそっくりそのまま共有することなんてできない。

だからこそ想像すること、言葉にすること、そういった形で少しでも記憶を共有しようとすること。
戦争に関わらず人が生きていくためにはそうしたことが必要なんじゃないかと。
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