上海十月

キャタピラーの上海十月のレビュー・感想・評価

キャタピラー(2010年製作の映画)
3.8
公開当時の感想。シネマスコーレに若松監督が来ると言うのでチケット求めに名古屋ビックカメラ斜め横のシネマスコーレに・・・さて映画の方は、寺島しのぶの妙な演技と五体不満足な映像で掴みはOKな感じ。客の大半は、真面目な方々で70、80代が大半。若い方も来てなんて言っているお婆さんは、どう考えても私をさしている様子。この最初のシーンで面食らった感が場内に漂い、若松監督に一本!上映時間が短いのでテンポよく話が進むのは個人的には、心地がイイ。12日間で撮ったというから深く掘りこむような感じではなかったのが、かえってよかったかもしれない。後半は、個人的には、生ける軍神の姿が、だんだんドリフの赤ちゃんコントのように見えてきて見ている自分自身が不謹慎極まりなくなってくる。戦争に対する反戦の集約で作ったので最後の方で、原爆投下に結びついているところは、力技すぎるのが若松節か。若松監督の強烈な反戦メッセージが見れる作品ですね。
上海十月

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