イッツアジャパニーズミュージカル!
無責任でC調な植木等の、
何とも小気味良い軽やかさ。
主人公の調子良いいい加減ぶりは、
昨今の炎上もクレームも、
いっさいかまわぬ昭和のおおらかさ。
これが本来のありようなのだ。
今が矮小すぎるのだ。
朗々と歌い上げ、
ダンディズムさえ感じさせる、
植木等の小粋なたたずまいと、
クレイジーキャッツの面々。
知的水準の高い笑いのセンスが、
かつての日本にはあったのにね。
仕事で怒り心頭した時は、
胸の内で「スーダラスイスイスイ」を唱え、
「コツコツやる奴ぁ、ご苦労足さん!」と思えば何でも乗りきれる。
と心に深く留めました。