伊藤チコ革命的cinema同盟

ゴーストタウンの番外地の伊藤チコ革命的cinema同盟のレビュー・感想・評価

ゴーストタウンの番外地(1968年製作の映画)
4.0
131.
取り立てて目新しいものがあるわけじゃないんだけど、不思議と話にひき込まれる脚本の強さを感じる。ザ・ジャンル映画。余計なものをそぎ落として肝心な部分だけポンと置いた作品。
そもそも本作の主人公は盗賊団。彼らの疑心暗鬼と内部抗争が主として進められる。主人公はいるけどパッとしない。
単純な物語。強盗に成功した一味が廃墟の町に逃げ込みそこで住人の老婆と通りすがりの主人公とヒロインを捕らえる。
粘り強いプロットと心理の緊迫感を押し出してラストまで歩く変わり種の一品。
逆に余計なものを入れてないから荒野の用心棒めいたシンプルイズベストな感じになったのかな?