クリ

反撃/真夜中の処刑ゲームのクリのレビュー・感想・評価

反撃/真夜中の処刑ゲーム(1982年製作の映画)
4.0
かの淀川長治氏が絶賛した籠城映画。
なるほど、素晴らしい。
警察がストライキに突入したカナダの無法地帯。
「ニューオーダー」なる自警団vsアパートの住人の籠城戦が繰り広げられる。
まずこのアイデアが素晴らしい。
冒頭のストの流れで、男が自警団を組織しゲイバーを襲うのだが、ここにいたる数シーン、日常でくすぶっている人間の暴力性をあぶり出し、画面に叩きつけているのがとにかく恐ろしいのだ。
また、真夜中のアパートという独特な閉鎖空間の中で行われるHYDE&SEEKな戦闘が、とてつもない臨場感を生んでいて映像の中にグイグイ引き込まれていく。
そんな姿勢をピシッと整えるクールな緊張感に、突如訪れる残酷描写がかなりキレている。