HarukaFukuda

山羊座のもとにのHarukaFukudaのレビュー・感想・評価

山羊座のもとに(1949年製作の映画)
3.0
ヒッチ映画のなかでは酷評続きなので、どんなものかと怖いもの見たさもあり、鑑賞。
だって、相変わらず主演が豪華なのに。全盛期よりはちょっと年取ったとはいえ、イングリッド・バーグマンとジョゼフ・コットンの組み合わせなら素晴らしいのに。

でも、観始めてなんとなく怪しいなと(笑)
時代モノなんですが、衣装や舞台設定が「プライドと偏見」のような貴族感満載で、メロドラマの恋愛映画のよう…舞踏会とか…

でも後半、バーグマンの真相告白長ゼリフのあとからどんどん面白くなる!これぞヒッチコック!
洗脳されていく様は「ガス燈」を思い起こさせ、メイドの怖さには「レベッカ」を思い起こさせる。でもこのメイドは単なる悪知恵の計算高さが出てくるだけなので、やはり教祖的な怖さのダンバース夫人には足元にも及びませんね。

タイトルが秀逸。「自己犠牲の星座」と呼ばれる山羊座に掛け、それがこの主役夫婦の信念を表しているのかもしれない。