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縞模様のパジャマの少年のbaronのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
4.0
これを観終わったあとの虚無感はすごかった。子を持つ親はなかなか観づらいものがある気がする。そう、この映画はそこにポイントがある。純粋で無知な子どもにとって、何が現実で事実なのか。目を背けちゃいけない世界を、子どもが見る視点で描いている。実際にはそうだよね、パジャマを着ているようにみえるし、遊んでゲームをしているようにみえる。だけど、それが何なのかは観る側はひしひしと分かる。後半に突きつけられる絶望に父は何を思うのだろうか……
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