ゆ

縞模様のパジャマの少年のゆのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
4.9
戦争の直接的な描写があるわけではないけどそれが逆に、戦場にいない当時の人々の生活という面でのリアリティーを与えた。
ブルーノの純粋さに安心(?)のようなものを感じる一方で、コトラー中尉や父の言動から突きつけられる当時の現実が辛かった。
最初から最後までテンポ良く進みとても観やすかったが、それによってエンディングの気味悪さがより際立つ感じ。
何も悪くないブルーノがどうしてあんな結末に、、と思ったが、考えてみたらあの扉の中にいた人に誰一人として悪事を働いた人はいなかった。
考えれば考える程辛くなってきます、差別も戦争もいやだ
ゆ