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縞模様のパジャマの少年のchiのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
4.4
too muchすぎるラストに言葉が出ない。
という感想を抱くこと自体、おかしいのだ。

生き物の死は同等に誰かの悲しみであって、そこに軽さも重さもないことを皮肉にも分かりやすく伝えてくれる作品。

第二次世界大戦のドイツの人種差別問題を子供の視点、しかもアーリア系側から描いているのは珍しいと思う。子供の視点を使って、この問題をフラットに描いている。

冒頭ベルリン市街地のシーン、裏庭のシーンは映像として美しかった。
だからこそ、この恐ろしい問題が日常に存在していたことを身をもって感じられる。
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