Same

ジェフリー・ダーマーのSameのレビュー・感想・評価

ジェフリー・ダーマー(2002年製作の映画)
2.0
これはジェレミー・レナーの黒歴史って事で良いですか?笑
若き日のジェレミー・レナーが見られるという意味でファンは見て損はないかも笑
この人、良い人の役をやっても腹の底に抱えた闇を感じるので、この役はとても合ってるとは思いました。

こんなんでも一回廃盤になると価格が高騰して簡単に見られなくなるんですよねー、何とかならんのか。
でもこうやってAmazonプライム・ビデオでいきなり見られたりもするので、それを逃さぬよう見るわけです!
『ジョン・ゲイシー』やら『コンクリート』などと共に実録犯罪者ものがまとめてアップされました。

こちらはタイトル通り、ミルウォーキーの食人鬼ことジェフリー・ダーマーの物語。
『ジョン・ゲイシー』と同様にイマイチすぎる映画です。
まあ、ジェフリー・ダーマーのゲイの部分にフィーチャーして物語を進めるのは良いんだけど、ゲイバーで酒を浴びるように飲み、男を物色しては睡眠薬を盛りぶっ殺す、殺人鬼になってからの話と、初めての殺人を犯す時の話が回想として挟み込まれる構成です。
これも実録物だからなのか、残酷なシーンはほとんど出てきません。

問題は初めての殺人の部分じゃないかなー。彼の初めての殺人の際の心の機微が全然うまく描けてない。家族問題や、初めて気の合った男性を失いたくないと思う気持ちなんか何にも描けてない。ほんとウィキペディア読んだ方がマシ。
『ジョン・ゲイシー』でも思いましたが、誰も全く共感できない殺人鬼を描くにあたり、どう扱うのかがぬるすぎるでしょ。
ジェフリー・ダーマーの気持ちに寄り添った作品にしたかったのかもですけど、もっと振り切らないとなあ。
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