片腕ファルコン

サムライ・エンジェルズの片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

サムライ・エンジェルズ(2009年製作の映画)
3.0
未体験ゾーンにて…………
…………嘘つきました!こんなのありません!!

"斬られる前にぶったKILL!!"

あの映画を意識されてるんでしょう。

原題に全くそんな要素は入っていないのでまた勝手に日本人が…いや、始まりがまさかのグラインドハウス調!!

どうやら監督もタラちゃん、ロドリゲスを意識されてるみたいですね。彼らからお声がかかるのを待ってるんでしょうかね?

フィルマークスのキャストの一番最初にみんなのお父さん[ジョン・グッドマン]の名が!!…彼は本編に直接関わってきません。劇中のCMに登場するのみ。。※ただし、ちょいちょい登場します

他は全くもって無名も無名!!監督も知らんし。(名前で画像検索してもほとんど出てこない)

ただ、さっき言ったグラインドハウス調や細かい編集などやたらとセンスを感じます!!!純粋にタランティーノを崇拝してるんでしょう。そういば途中アニメも挿入されてましたが『キル・ビル』のマネですな。。カッコよかったけども。

内容は、オヤジを殺された3姉妹が組織に復讐する、それだけの話です。

キャラクターが多く、キャラ設定がなかなか面白い!!ここもタラちゃん好きが活かされたんでしょう。


が、しかし……!!

キャスティング能力があまりにも悪かった。もちろんグッドマンは除く。出てもらえるならもっと本筋にねじ込みなさいよ、彼を。
キャラ設定はいいのにキャストの演技力がなさ過ぎて、冷めます。
主役の3姉妹が滅茶苦茶カワイくありません!!B級ポルノ女優って感じ。かろうじて末っ子(恐らく本当の主役)が細くて巨乳という奇跡体型なので応援したくなりますが、顔はフィルマークスで不評のマギー・ギレンホール似。

そして編集がスタイリッシュなのに全体のテンポが悪いという摩訶不思議さ!!!演技力のなさも影響してると思うんですが。。結果94分がちょっと長めに感じるという。。。

そしてアクションシーンがちょっと少なすぎますね!!
という良い点と悪い点が両方ある、何だか惜しい作品!!!

でも何か光るものを感じるんですよねぇ。。期待を込めて甘めの3点付けておきます。。
監督…一応[fan]になっておきます。次回作チェックするために。。