ゆみな

レッド・ヒルのゆみなのレビュー・感想・評価

レッド・ヒル(2010年製作の映画)
3.5
ライアン・クワンテンくん目当てで。私がライアン・クワンテンくん好きになった理由はトゥルー・ブラッドでガンガン脱いでたからって言ったっけ?脱ぎっぷりのいい人は男女問わずすぐ好きになるよね。単純。

で、この映画かなり良かった!
ライアン・クワンテンくんが出てる映画イマイチなのが多くて(失礼)、今回もぜんぜん期待してなかったんだけど好きなやつだったよ。嬉しい。
監督がエクスペンダブルズ3撮ってる人でね、スタローンさんがこの映画観て監督に依頼したって聞いたよ。だから、それなりにいいんだよやっぱり!

お話としてはね、ライアン・クワンテン演じる警官シェーンが奥さんの妊娠を期に田舎町に引っ越してくるのね。そしたら赴任当日にジミーって殺人犯が脱獄したってニュースが流れて、そこからはジミーが警官達をガンガン殺しまくるのね。シェーンとジミーが対峙する場面も何度かあるんだけど、なぜかジミーはシェーンを殺さない。そして、シェーンも過去にあった事件のせいでなかなか銃の引き金を引けないんですよ。だから、途中までは警官のくせにヘタレなシェーンの姿を見ながらちょっとイライラしたりもする。でも、だからこそラストが活きてくるんだよなぁ~なるほど~って作りになってますね。

殺し方なんかも淡々としていて地味なんだけど、内に秘める狂気はジワジワ伝わってきてね、復讐に燃えるジミーが妙にかっこよくみえてきたりもして。
あの黒豹の使い方もポイント押さえてるよなぁ…ってね。サーカスから抜け出したってのと脱獄と通じるところもあるし。なんかエンドロールで出てきたとこみたら、やり遂げたんだなぁ…って込み上げてくるものがあって胸が熱くなったよね。


家が燃える描写好きなので、残酷ながらも綺麗だなぁ…ってちょっと思ってしまった。これタルコフスキーのせいだよなぁ。
ゆみな

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