SAW4〜ファイナルの脚本家マーカス・ダンスタンが監督及び、同じくSAWシリーズのパトリック・メルトンと共に脚本を務めるB級ソリッド・シチュエーション・サスペンス・スプラッターホラー。
金庫破りの前科者アーキンが、内装業者として出入りしていたとある宝石仲介人の富豪の豪邸。
アーキンの妻は高利貸しから借金をしており、返済の為にアーキンは再びこの屋敷の金庫を破るべく、屋敷の主人で雇い主のチェイス家が旅行に行ってる隙を見計らって夜な夜な侵入するのだったが…
そこには謎のワナオトコが既に侵入したしており、チェイス夫妻は拘束され、屋敷中にありとあらゆる罠が、所狭しと張り巡らされているのであった！
インダストリアルミュージックに乗るスタイリッシュなオープニングが超クール！
しかし中身はB級ホラー。ツッコミどころは満載ですが、そんなツッコミどころやお約束も楽しむべき映画であるため、そういう意味では十分に成功しているでしょう。
安定のピタゴラスイッチ的な仕掛けから、ターゲットの行動を読んだメンタリスト的な周到な罠等々沢山あり、痛々しさやグロさも十分であることに加えて、特筆すべきはサスペンスの要素。
犯人の考察的なミステリー要素は控えめながら、犯人であるワナオトコと、チンケな金庫破りの小悪党である主人公アーキンのステルス行動の間に生じる緊張感、罠にかかるかかからないか？といった緊張感は非常にいいですね。
尺も凡そ90分とコンパクトで無駄がなく、サクッと観れるんじゃないかと思います。
あと、顔はともかくイイおっぱい！
ホラー苦手な方は勿論、蜘蛛が苦手な方、私も動物は好きですが、犬猫が死ぬほど好きな方はスルーすることをお勧めします。
