その女を殺せの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「その女を殺せ」に投稿された感想・評価

あかね

あかねの感想・評価

4.8
人生、ベスト更新。
人生、ベストノワール。

リチャードフライシャーのノワール。
70分という時間で濃厚。
シンプルなお話しですがこれを
撮影期間13日とゆう衝撃さ。
神の領域というか上には上の監督は
映画の歴史上いるんだなの
それくらいベスト。

殺されたマフィアのボスの奥さんを
護衛する警察官。
列車で無事届けようとするが
殺し屋達も列車に乗り込んできて...

デブに悪者なし。
ベストオブデブ👏
とにかく超絶でぶのおっさんが大活躍。
ラスト素晴らしすぎない??

ドンデン返しの連続。
ノワールのいいとこ全部つめこんだやつ。

あの、隣の列車の窓越しに映る
犯人の姿を確認しながら誘導は神。

冒頭のじいちゃん刑事が死んでしまって
彼はもう年だっだから..
爆弾も10秒で落とすようなやっだったからにはノワールあるあるの爆笑名言集。
じいちゃん、引退させて笑笑!

全編
BGM一切なしの列車の汽笛や走る音のみ
の構成は更に気分をあげる。
朝田

朝田の感想・評価

-
見た後マジで面白いしか言えなくなる。「面白い映画とは何か?」という簡単に聞こえて、その実かなりの難題に対するリチャード・フライシャー先生によるあまりに的確な回答。緻密な脚本、キビキビとした話運び、列車という密閉された狭い空間を生かした無駄の無い演出。適度に挟み込まれる脱力感漂うユーモアなど映画を面白くする最低限の要素だけが高い純度で融合した傑作フィルム・ノワール。50年代のアメリカの娯楽映画の良さはノワールに限らずたいてい「90分以内」という簡潔さだと思う。そういう意味で、「簡潔さ」においてこの作品に勝るアメリカ映画は中々存在しないのではないか。時折用いられるハンディが物凄く効果的で、特に主人公とマフィアの部下との暴力シーンのブレまくるカメラの生々しい臨場感たるや。ミニマルで、しかも洗練されてはいない泥臭い動きが暴力を迫力と共に切れ味良く見せる。台詞も最小限に抑えられ、人物同士の視線のやり取りだけで緊張感を持続させていく。ベストシーンは主人公が守っていた女の警官が殺されるシーン。直接的な撃たれる姿ではなく、クローゼットの鏡を用い、倒れるまでをワンカットで捉え、そのままレコードからジャズが流れ出す。全ての段取りが鮮やか。話のスピード感だけではなく、光と影が絶妙に混じり合うカッコ良いショットも満載。しかも暴力はド迫力で陰惨なのにも関わらずラストは爽快。ハリウッド映画のお手本となるような作劇が70分冴え渡る。映画はこの程度の要素で成立し得るのである。あまりにソリッドで、あまりにスリリングだ。
ヒロ

ヒロの感想・評価

4.6
真珠のネックレスが千切れる不吉の暗示はチープ過ぎるが嫌いじゃないし、カメラが蹴られるアクロバティックな喧嘩のシーンは速攻で巻き戻した、うるせぇガキが点と点を軽やかに結び、汗臭そうな使えねぇデブが微笑みのデブへと転生する、その極め付けは外と内を結びつける二重反射なる高等技術。列車というギミックを最大限に有効活用して緊張感を持続させるのはもちろんの事、出てくる人物を余すことなく利用してストーリーを推し進めていくこと70分、颯爽と去っていく2人の姿には興奮すら覚える。さっきのレビューで無駄がなくて味気ないとか言ってすいません、ノワールには無駄なんか要らんかった。無駄が必要なのは人生だった。

2020-31
鍋

鍋の感想・評価

5.0
カァーッ、おもれえ
10点!!
ICHI

ICHIの感想・評価

4.9
列車の疾走感、ドンで返しの連続のストーリー展開、確実かつ斬新なカメラワーク、適切なキャスティング、素晴らしい映画。
めちゃくちゃ面白い。対向車の窓ガラスの反射を利用した作戦にはただただ脱帽。

デブのおっさんもラストでいいとこ見せてるし、例の女性警官の活躍にも泣く。たったの70分(しかも舞台はほとんど列車内)でここまで描けるの凄すぎない?
noroyu

noroyuの感想・評価

4.0
いや〜面白かった〜!

この短い70分の中に、アクション、(観客への)裏切り、ロマンス等々エンタメ的要素がギュッと詰め込まれており、全く飽きない。

キャラクターが色々出てくんだけど、誰が誰(どういう役割か)なのか、終盤までわりと宙ぶらりんの感じで見せてくる脚本のうまさ。

なんつっても後半の"ドンデン"で一気に掴まれてしまった。

ラストのガラスの反射を利用したやりとりもイケてる。敵の顔もいい。
いかにもフィンチャーとかフィンチャーが盲信してそうなフライシャー初期のシチュエーションスリラー。

どんでん返しというか放送事故的なドッキリに近い。

ダミ声のチャールズマックグローが中盤からマイケルマドセンにしか見えなくなってきて集中できない。
zhenli13

zhenli13の感想・評価

4.3
見事な列車内サスペンス。原題どおりほとんどのシーンが狭い車内の行き来だが、空間使いがとても豊か。(ポン・ジュノの『スノーピアサー』と比較してしまった…)

女の首飾りの玉がバラバラと取れ、踊り場から階下へ2個すべり落ちる。その落ちた先にある靴先から暗闇で正体のわからない男の存在を見せる。階下へ下りた刑事をアップで捉えたパースの強い構図と、暗闇の男の挙動のカットバック。この序盤のシーンが印象的。

狭さという意味では、ヒッチコック似の太った男の腹で寝台列車の通路をなかなか通れないというシチュエーションが生かされる。この動きがただのモブの小ネタかと思いきや途中から物語の核に絡みだすのが好い。キーキーうるさい子どもといい、全部が徐々に核へと向かう。

倒れる女の手先が蓄音機に当たってレコードから歪んだ音が鳴り出すところや、併走する車を列車の窓に映したまま列車の方は実は部屋を移動していますよというカットなど、ちょっとしたところで技を効かせているのには唸る。

これが71分という短さなのに余裕のある作り。
こういう短い尺の優れた作品を観てると、最近の長尺作品を観るのが億劫になってしまう。
pier

pierの感想・評価

3.5
情報リストを持った、マフィアの妻の護衛を任された刑事。
列車という狭い密室で繰り広げられる、心理戦と銃撃戦のバランスも良し。
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