kazマックスグローバーレッド

侠女/俠女 第一部:チンルー砦の戦いのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.7
キン・フー監督の武侠映画で『大酔侠』と同じく『グリーン・ディスティニー』のオマージュ元ネタ作品。

何と言っても素晴らしいのが竹林で繰り広げられる剣術活劇で、グリーン・ディスティニーほどの大胆なワイヤーアクションは無いにしろ、細かいカット割りで魅せる女剣士の空中殺法は鮮やか。
1975年のカンヌ映画祭で映画高等技術委員会賞(撮影監督、美術監督、映画スタッフに送られる賞)を受賞しただけのことはあります。
今でこそ似たような武侠映画は沢山あるけど、75年当時に初めて「軽功アクション」を見たヨーロッパの人達はビックリしたでしょうね。



『インディ・ジョーンズ魔球の伝説』でインディに毒を盛りヌルハチを奪い合ったギャングのボス役や、『プロテクター』では やられる為にあんなところでヘリコプターをホバリングしてるとしか思えない犯罪組織のボス役をやってた俳優ロイ・チャオがめっちゃ強い坊さん役で出演。あまりにも強すぎて後光が輝いてる。若き日のサモ・ハンもラスボスの子分役で出ています。