「香港映画界のクロサワ」こと、アジアの巨匠キン・フー監督による武侠映画の記念碑的傑作🎬✨
第28回カンヌ国際映画祭で、中華圏映画として初めて高等技術委員会グランプリを受賞した作品🏆
フィルマの登録は前後編に分かれてるけど、1本にまとまってる180分版を鑑賞👀
特に前後編の切れ目もわからない編集だったので、こちらにまとめて感想✍️
明時代末期、小さな村に母親と暮らしていた書生のグーの近所へ謎めいた女性ヤンが越して来たことで政府や官僚の大きな争いに巻き込まれていく🌀
ヤンは実は宦官の陰謀で処刑された忠臣の娘で、復讐劇が展開されていくアクション大作⚔
ワイヤーワークをいち早く取り入れ、後の映画に多大な影響を与えた武侠アクションの原点となる作品とのことで、アクションシーンは見応えたっぷり💥
ヤン役のシュー・フォンのキリッとした面持ちやアクションシーンが絵になる✨
30歳過ぎて嫁ももらわず、才がありながら高官の仕事へのキャリアアップにも足踏みしてるグーは何だか冴えない感じの主人公として最初登場するけど、途中から「只者ではない」みたいな扱いになって、ならず者として追われるヤンを兵法などの知識面で手助けしていく☝️
しかも気付けばヤンと恋仲に💖
と言っても浮かれた感じなのはグーだけで、ヤンは終始絆されることなくキリッとしてる😇
2人が急接近するヤンの歌のシーンは素敵だったが、もっとロマンス展開ありそうで全然ない🤣
それ故に後半の急展開にどびっくり🫢‼️
前半は然程盛り上がるシーンもないけど、後半は結構盛り上がる展開✨
林の中でのアクションシーンは圧巻👏
そして特に終盤の僧侶たちの厳かな雰囲気と音楽で包み込むシーンは独特な見せ方で引き込まれた✨
そこから更に神秘的な力が働くように、悪側の狂気が充満し終焉を迎えるラストシーンはぞくりとした!
狂気と言えば、自分の仕掛けた罠やらに高笑いを浮かべるグーの姿がちょっと気が狂ってるように見えて気色悪かったけど、あれなんだったんだろか😇
それにしても同監督の『大酔狭』に続いてこちらもタイトルやジャケから女戦士が主人公かと思いきや、終盤でもっと凄いのはこのおっさんでした〜!みたいな展開で置いてけぼりを喰らう😇
この監督の作風なんだろうか?
結局主人公誰なんだよ?って戸惑っちゃうわ😂