マーくんパパ

ル・アーヴルの靴みがきのマーくんパパのネタバレレビュー・内容・結末

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

“心を磨けば奇跡が起きる”のキャッチフレーズの通り、ル・アーヴルの港町でささやかに靴磨きして暮らすマルセルがアフリカからロンドンの母に会いに不法密航してきた少年を隠し通して母の元へ送り届けるハートウォーミングストーリー。カウリスマキ監督の作風はどれも好き、日本人の耳にも心地よいビート歌謡を途中に挿入しながら心温かい人びとの連帯が毎回気持ち良くさせてくれる。靴磨きのマルセルは言うに及ばず、「あの人は子供だから」と心配かけまいと自分の病状を隠す妻、近所の雑貨食料品店のおかみさん、果物屋のおやじさん、飲み屋のおかみさんさん、皆んないい人たちに囲まれて善意の匿いしてることを知った警視もとうとう追求止めて加担する。ウクライナ侵攻しているプーチンに見せてやりなさい。