足跡

ル・アーヴルの靴みがきの足跡のレビュー・感想・評価

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)
4.5
お馴染みの作風、街の人の暮らし。いくらか過去作に比べ、ご都合主義的なストーリーではあるがそれもまた一興。
ある少年との出会いが街の人たちを少しずつ変えてゆく。善意を持つ主人公と、その善意に寄り添うようになる人々。決して豊かな暮らしではないが、生活に部屋に服装に誇りを感じる。この大資本主義時代に振り落とされ、何もかもを失った時にカウリスマキの作品だけは見捨てずに寄り添ってくれるだろう、彼の作品からはそんな暖かみを感じる
ただ一つだけ!ジャン=ピエール=レオーが雑な扱いされてるのだけ納得いかん!

「わずかな望みもない?」
「奇跡が起こるかも」
「近所じゃ起きていないわ」
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