BSでたまたま放送されていたのを鑑賞。
フランスの港町のル・アーヴルを舞台に、そこで靴磨きを営む主人公が中心となって住民たちが、難民の少年を助ける物語。
住民たちは誰もが何処にでもいるような普通の人々。そんな人たちにスポットライトを当て、心温まるドラマを展開していく様子が素晴らしかった。
フィンランド出身のアキ監督。小津安二郎監督のファンとの事で、昔の日本のドラマ映画を思い起こされるようなカメラワーク。そしてラストシーンの桜の演出にも日本愛が感じられて、嬉しくなりましたね。
あまり目立った作品ではありませんが、間違いなく良作です。まだ見てない方には是非見てほしいと思います。