Hagieen

ファイターズ・レガシーのHagieenのレビュー・感想・評価

ファイターズ・レガシー(2002年製作の映画)
3.6
アラン・ラン監督、サモ・ハン、ルイス・ファン、チェン・ペイペイ主演。

盗賊の世界から足を洗い、平和に暮らしていた燕(イェン)だったが、義弟・喬(チャオ)の裏切りにより実子を失う。
夫・陸(ルー)とも別れ、江湖の世界に戻り剣客として喬(チャオ)の命を狙う。
偶然救った白(バイ)と共に砂漠を渡り喬(チャオ)を追うが・・・

「グリーン・ディスティニー」の碧眼狐(ジェイド・フォックス)を演じたチェン・ペイペイが燕を演じる。
かつて武侠影后と言われただけに、当時50代半ばを過ぎていると思うがアクションの立ち回りは流石。
冒頭、延々と燕中心に話が進むので、まさか本作のヒロインじゃあるまいなと戦々恐々と観ていたw
流石に往年の美女も寄る年波には勝てない。あとはサモ・ハンだけだと華が無さすぎる・・・杞憂に終わったので良かったですがw

今作の主人公・白演じるルイス・ファンは昨今ではイップマンなどでドニーの相手をしたりで活躍。
今作の頃はまだ若くて細いのでヒーロー然とした面持ち。
昔は「RIKI-OH/力王」で主演をしたり、その印象的な大きな目は漫画の主人公にはピッタリハマる。
本作でもキレキレのアクションをこなす。

ヒロインはジェイド・リョン。
初めて見た女優さんだがアクションのキレがイイ。
ちょっとチャン・ツィーイー系で長身にした感じ。この頃はこの手のタイプが多かった印象。

サモハンが絡んでいるので、全体的にアクションのレベルは高い。
部分的にCGのコンポジットが厳しく感じるが、香港映画にCGが入ってきた黎明期なので仕方ない。
プロットは練られている(と言ってもアリがちな復讐譚だが)が、演出のせいか話が読めてしまうし少しくさく見えてしまう。
実はこうしたかった、っていうのがありそうなのでちょっと惜しい。
尺も短いので説明が足りない分もあるが、テンポよくアクション観れるという意味では十分に楽しめた。
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