ハレルヤ

インヴィンシブル 栄光へのタッチダウンのハレルヤのレビュー・感想・評価

3.9
1976年、アメリカンフットボールチームのフィラデルフィア・イーグルスに30歳で入団した新人のヴィンス・パパーリ。彼の挑戦を描いた実話ドラマ。

不況真っ只中のフィラデルフィアで、バーテンダーとして働くパパーリ。臨時講師としての仕事も無くなり収入もほぼ無し。妻にも逃げられてまさにドン底の彼の唯一の癒しは仲間たちとのアメフト。

地元アメフトチームのフィラデルフィア・イーグルスが開催した入団テストに奇跡的に合格して、一気に希望の光が見えるも、そこからはアマチュアとプロとの圧倒的な差に戸惑うことに。

数日でお払い箱になると思われていたのに、パパーリ自身の諦めない精神と工夫を凝らす事でチームに食らいつき、正式にメンバーへと登り詰める流れは熱くなりましたね。

山あり谷ありの展開が待っていてスポーツサクセスドラマとしてはまさに王道で、良い意味で完全に予想通りの仕上がり。このタイプの作品を求める人なら間違いなく期待に応えてくれます。デニス・クエイド主演の「オールド・ルーキー」のアメフト版と言って良いかもしれません。

マーク・ウォールバーグを主演に据えて、グレッグ・キニアにエリザベス・バンクスと他のキャストも充実。ドラマを見事に盛り上げてくれました。

本作を通じて何歳であってもチャンスがあれば挑戦すれば良い。遅すぎることなんか無いというメッセージが感じ取れます。相変わらず何故か日本では未公開作ですが、一見の価値は十分ある良作だと思いますね。
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