松原慶太

救命艇の松原慶太のレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
3.4
1944年製作。ドイツのUボートに撃沈された客船から、からくも生き延びた9人の男女。小さなライフボートに乗り合わせるが、最後に乗り込んできたのはドイツ兵だった...。

ライフボートの中だけで展開する密室劇。音楽もほぼなし。これで90分持たせるんだから、ヒッチ先生さすがです。

彼自身「映画術」で言っているが、これ当時としてもかなり実験的な試み。しかし映画は当たらず、酷評の嵐。笑

前線で敵兵とバッタリ出会ったらどうなるか、みたいなモチーフは「プライベート・ライアン」にもありましたね。

まぁ戦時中製作なので、プロパガンダ臭はかなりあります(とくに終盤)。
松原慶太

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