事故を起こした女性が奇形ブラザーズによって真っ二つに惨殺されるシーンから始まり、舞台はサバイバル番組のロケ地へ。
殺人奇形ファミリーが住む土地だと知らずにロケをしていたテレビクルーと出演者たちが、一人また一人と犠牲になって行く。
前作『クライモリ』の続編作品。
前作がスティーブン・キングに“年間ベストホラー”に選んでもらえたのに対し、今作は劇場公開をスルーされ即DVD化。
だが、決して出来が悪いわけではない。
前作は非常にシンプルながら緊迫感のある、ホラーとしてとてもよくできた作品でしたが、今回もそこは踏襲しつつ、より残酷で下品な作品に仕上がっています。
が、登場人物や緊迫感、ストーリーなど、総合的に前作の方が全然面白かった。
前作の雰囲気は全く継承せず、やりたいようにやってしまったある意味ホラー映画の王道的続編ともいえる今作。
汚染された森で暮らす猟奇的家族との壮絶なバトルが話の中心になっていて、アクション的要素が強くなってる気がする。
怪物は食料になる獲物が居ない為、森にさ迷い込んだ人間を食べるのだが、その理由や前作では3人だけだった奇形の怪物の家族も出てきて、何故怪物みたいになったのかが本作では分かる。
ただ、前作との登場人物の関係性のなさからも、前作と同じシリーズにありつつも全く別の場所での話と考えたほうがすんなりする。
世界のどこか…まだ未開拓の土地には、実際にマウンテンマンが存在するのかもしれない。