巨匠 ルキノ・ヴィスコンティ監督の執念。恐るべし!!
狂王と呼ばれた、第4代バイエルン国王 ルートヴィヒ2世の半生を描いた作品。
衣装や室内装飾の小物に至るまで、こだわり抜かれたノイシュヴァンシュタイン城の豪華絢爛な映像美。
オペラやクラシックなどの音楽も含め、画面を構成するもの全てが完璧。
それは、もやは芸術の域に達しています。
美しい映像世界の中で描かれるからこそ、変化の時代と国王として、持って生まれた宿命に押し潰され、疲弊し、歪んでいくルートヴィヒ2世の哀しく、儚い美しさがより対照的に際立っておりました!!
240分となかなかの長尺なので結構疲れます。笑
しかし、それを差し引いたとしても、観る価値が十分にある作品でした!