ミロス・フォアマン監督作品。
第二次対戦下チェコスロバキアのズルチ。戦争で町に男がおらず、女工が町から出てしまう状況になっていたため、製靴工場の責任者は軍隊の予備隊を町に招待する。中年の兵隊が多い中、ブロンド娘のアンドゥラは、パーティーでピアノ演奏していた青年ミルダが気になる話。
可愛らしく、微笑ましく笑えて、そして少し苦味がある作品。
パーティーで中年兵隊がアンドゥラ達を口説こうとするが思いきれず、いじいじ話しているのと、アンドゥラ達娘側が「あの兵隊たちがこっち見てるけど、ないわー」みたいなことを話しているのが、可愛らしく、可笑しかった。パーティーのシーンは同監督作品の『火事だよ!カワイ子ちゃん』を連想させた。
後半のミルダの家での、ミルダの親父と母親二人の会話がリアリティを感じさせ、そしてゆったりしているのがいい。お父さんの優しさを感じられる。