大学の講義きいてるみたいな映画だった。抑えた演出だけども編集のリズムが緊迫感煽るし、最後の演説シーンは不覚にもうるっと来た力作。クレジット観てこの映画は後世に残すべしと強く思ったのは、権力によって隠蔽されるケネディ暗殺事件が今の日本の政治のあれこれと重なるからか。
似た映画で『スポットライト』があったけど、あれは予備知識なくても現在の話だから観やすいけど、『JFK』はケネディ暗殺事件についての予備知識がないと、それこそ大学の講義をずっと聞いてるみたいになってしまうのが悔しい。
予備知識ない人は吹替で観よう。この映画は情報量多いし、クソ長いから集中力いる。ひと昔前の映画だから、声優もほとんど舞台俳優使っていて皆達者だし、コスナー役の津嘉山正種がかっこいいの。