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ディレクターズ・カット JFK/特別編集版のwarderbrothersのレビュー・感想・評価

5.0
なぜこの作品はそこまでの評価が得られていないのか
「真実かどうかわからないのにあたかも真実のように語っているから?」
「長いから?」
「ただ単に面白くないから?」
「陰謀説を支持していると思われたくないから?」でしょうか?

私がこの作品を満点評価した理由は以下の通りです
①政府という巨大な相手に代償を省みずに闘いを挑み続けたジム・ギャリソンの偉大さ
②実際にこの作品が政府を動かし新たな法を作らせたという事実
③人々に真実を追求することの重要性を訴えるメッセージ

③について拡げた解釈をすると
最後のメッセージで監督は、真実を追求することを望む「若者」に対して投げかけていました
これは2029年に控えた極秘資料の公開のために次の世代へ託した言葉と考えられますが、JFKだけでなくあらゆる物事に対して懐疑的になれ!というメッセージとして捉えることができます。
マスメディアのみならず政府が信用できないとなると、人々は何を信じれば良いのか。答えは自ら真実を求めようとすること他なりません。
そしてその姿勢こそが学問の始まりです。
勉強する意味は何?
そんな単純な問いかけに対しては
「勉学によって今まで見えなかった真実を見出し、それが人の心を自由にする。」
という1つの答えが考えられそうです。
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