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キラー・モスキート 吸血蚊人間のswansongのレビュー・感想・評価

3.7
"血ぃ吸うたろかぁ?"

遺伝子操作された"蚊"の細胞組織と特殊な放射線を全身にたっぷり浴びた結果、ショッカーの改造人間みたいな吸血怪人モスキートマンに変身しちゃった間寛平師匠が、警官隊やらSWATを相手に"かいぃ~のおおぉ" と大暴れ。
ヤツの暴走を止められるのは、ネコとヒトのハイブリッドである超人·池乃めだか博士しかいない…

すみません嘘つきました。
モスキートマンに変身したのは寛平ちゃんじゃなくて、12人を殺害して終身刑で服役中だった凶悪殺人犯。

もともとワルいヤツに昆虫の原始的な本能がトッピングされたモスキートマンは、手当たり次第に人々を屠っていきます。

そしてこの狂暴極まりないモンスターの原始的本能が"捕食"の次に求めるものは、"種の繁殖"。

いっぽう、モスキートマンと同じものを少しだけ浴びてしまった女性科学者の身体にも、徐々に異変が…

監督は"ハードカバー 黒衣の使者"のティボー·タカクス。

やっぱりこの監督のストーリィテリングの腕前は見事ですね。
自らの異変に怯えながらもモンスターに敢然と立ち向かうヒロインから目が離せません。

キャストにもれなく"華"がないという難点はあれど、これもまた少ない予算をうまく使った、良質なB級ホラー♪

大阪発祥のお好み焼きチェーン店みたいな名前だけど、侮れませんねティボー監督。

" キラー·モスキート" "ハードカバー" "ザ·ゲート" 以外の作品も観てみたいけど、どれもこれも評価低いんだよな~ (笑)
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