みおこし

ニュージーズのみおこしのレビュー・感想・評価

ニュージーズ(1992年製作の映画)
3.6
ディズニー制作のミュージカル。まだ少年時代のクリスチャン・ベールが主演。監督は『ハイスクール・ミュージカル』シリーズのケニー・オルテガ監督、作曲はディズニーが誇る巨匠アラン・メンケンという最強の布陣。

1899年、ニューヨーク。親のいない新聞売りの少年たち、通称"ニュージーズ"は、ジョゼフ・ピューリッツァーの元で働いていた。ある日、新聞王ハーストとの権力争いの中で新聞の卸値を上げることを決意する。これに対して、ニュージーズはストライキを起こすことを決意する...。

実際にあった、新聞売りの少年たちによるストライキ騒動が基になっているんだとか。それでも重すぎずに描いている点は、さすがディズニー!
ミュージカルの振り付けも、どこか古典的な要素もありつつ、オルテガ監督らしいモダンなダンスもたくさん。個人的には、冒頭街の中で少年たちが自分の夢を歌い踊る"King of New York"が好きでした。
基本的に、イケメンの少年たちが運動神経抜群に踊りまくるアクティブなナンバーが多く、アップテンポだから飽きませんでした(笑)。クリスチャン・ベールもしっかり歌って踊っていて、改めて昔から多彩な俳優さんだったんだなあと。

大好きな往年のミュージカル女優、アン=マーガレットも、少年たちの憧れの的である歌姫メダ役を演じているのですが、当時51歳と思えぬ可憐さ。どう見ても30代くらいにしか見えなくて、さらに好きになりました。可愛すぎる!!
若き日のビル・プルマンも出ていたり、ロバート・デュバルがピューリッツァー役だったりとかなり豪華キャストで楽しめました。

当初はラジー賞獲得、興行的にも大失敗だったとのこと。でも結果としてカルト的な人気を得た作品とのことで、のちに花開いて本当に良かったですよね...!
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