真夜中

23年の沈黙の真夜中のネタバレレビュー・内容・結末

23年の沈黙(2010年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

地味だけど緊張感の途切れない濃い口のサスペンスでした。
ただ、ところどころに納得いかない点があって残念。
まず、真犯人であるペアが23年目に再び凶行にいたった経緯や動機が弱いと思います。
そもそも何故ティモと再会したかったのかがよくわかりません。
映画の中では単に「孤独」という言葉が使われていましたが、その23年間の孤独という重みが感じられないので、いまいち釈然としません。
だいいち23年前の事件をそっくりそのまま再現するって、リスク高すぎないか?
そこまでして会いたいティムは、ペアにとってどんな存在だったのでしょう。
共にロリコンである同士感や精神面でのホモセクシャル的な関係でもあったのでしょうか。
いずれにしろ感情移入なんてこれっぽっちもできないわけで。

警察は無能だし、主人公の刑事はあと一歩で真犯人にたどりつく!ってところで終わっちゃうし、なんだか後味が悪いぞー。
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