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アナザー プラネットのMOEのレビュー・感想・評価

アナザー プラネット(2011年製作の映画)
3.7
〜ブリット・マーリング祭り第2弾〜
ブリット・マーリングがひたすら好き。
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ラストの解釈もさることながら、映画全体が観る人によって色々な捉え方がされそうな作品ですね。決してSF映画ではありません。

もう一つの地球。それは、全く同じ地球なのか、それとも全く違う地球なのか。答えは用意されていないので、そこは重要なポイントではないのかもしれません。

一度犯した罪は、一生消えない。主人公の、何かしたいけれど、どうすることも出来ない、というもどかしさが辛かったけれど、その要因は自分にあるわけで、余計にもどかしい。主人公の犯した罪に同情の余地は無いけれど、どこか主人公に共感出来てしまう、という不思議で、引き込まれる作品でした。
ドキュメンタリーっぽく撮ってあるのも、よりリアルで素晴らしい。

ブリット・マーリングの脚本は、近未来要素を持ち合わせているようで、しっかり現実的である、というギャップがいつも感心させられます。

隠れた名作だと思いますよ〜!
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