このレビューはネタバレを含みます
他人の子供のためにそこまで!?
彼女が守りたかったのはたしかに「チクリはダメ」という自分の言葉もだろうけど、記者のソースを明かさないという主義でもあったのだろう。どっちも最後まで守りきれなかったけれど。
彼女を非難する気にはならないし、あのタイミングで言うのはわからなくもない。しかし他人の子供のためにそこまでするのか? しかもバラしたって危害が及ばないだろうに。
記者としての矜持もいいが、自分の主義と自分の幸せを天秤にかけたのだろうか。根性があると言えばキレイに済ませられるが、これは自業自得な気もする。
映画中に彼女が「男なら英雄、女ならモンスター」とか言ってだけど、こんなことをするなら男でもモンスターだと思う。
ケイトベッキンセールがギスギスする痩せ方で、それがまた根性あるというか、凝り固まった強情っぱりに見えて、ヒーローには見えなかった。