有酸素

ポゼッションの有酸素のレビュー・感想・評価

ポゼッション(1981年製作の映画)
3.7
夫が長期不在から戻ると妻に別れを告げられ別居状態となる。
妻は息子に会うため、たびたび家に戻ってくるがどうやら愛人を作っているらしい。
夫は実態を突き止めようとする。妻が傾向しているのが愛人であればまだ良かったのだが...

妻役のイザベルアジャーニがとんでもない怪演をみせる。
これが演技であることを忘れさせる。
ここにどんな演出があり、どんな撮影風景があったのだろうか。
想像も及ばない。

日常や個人の事情と言う人間的な説明をしながら物語が始まるのに途中で軸がズレはじめ徐々に均衡感覚がおかしくなる。目を疑うような悪夢を目の前にしても何故か受け入れてしまう。
知らないうちに覚悟させられているのである。

東京国際映画祭でズラウスキーの「コスモス」を観て
自分史上はじめての映画体験をした。
物事が全て秩序立っていて道理に叶っていると思ったら大間違いなのだ。