Qちゃん

ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街でのQちゃんのレビュー・感想・評価

3.0
大失恋から田舎の祖母宅に同居して、祖母や周囲の女性の影響で恋愛のみならず人生を考えさせられる主人公、
彼と関わって癒されようとする女性たち、
家族・夫婦の在り方への問い、母子関係の改善、ティーン特有のモヤの取っ払い、祖母との関係etc...

テーマブレまくり、まとめられてなさすぎ、キャラにリアリティなさすぎの三拍子揃ったひっどい脚本。でも作風は心地良くて、不思議と自然と最後まで観られた。(褒めてない)

謎の原題も、ステキ風な邦題も、全然本作の内容に合ってない。唯一合ってるのは、邦題の持ってる柔らかな雰囲気だけ。それもすごいな、ある意味。

主人公、優しすぎる。自分が癒されないといけないヤバいメンタルの時に、周りに巻き込まれすぎ。流れに乗りすぎ。失恋や仕事のせいで主体性が消えてるとか投げやりになってる、という演出のつもりかもだけど、イマイチピンと来ないキャラ作り。で、ちゃんと成長したのかエンディングには?そこも不明確。

というかこの映画のキャラ全員、その言動に至る思考回路に違和感がありすぎて、作りモノ感から感情移入できない。女性陣がある意味鬼畜。特にメグライアンの役。。NHK教育の番組ソングの歌詞思い出しちゃった。「ジュラ紀の卵で親子どーーん!」(最低)

メグライアンの作品、ニューヨークの恋人までが限界ですな。。その後は本人というより出演した作品の質がかなりキツイ。。

今気づいたんですが、インディージョーンズ最新作の脚本がこの脚本家(かつ監督)なんですけど。。戦々恐々。。
スティーブンスピルバーグ監督なのでその力量を信じたいとこではあるが。。
Qちゃん

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