猟奇殺人の夜の作品情報・感想・評価

猟奇殺人の夜1980年製作の映画)

La nuit des traquées/The Night of the Hunted

製作国:

上映時間:95分

ジャンル:

3.8

「猟奇殺人の夜」に投稿された感想・評価

Cem

Cemの感想・評価

5.0
ジャン・ローランで1番好き✧*。

原発事故が原因で、数分で記憶が失くなるという奇病が発生!
患者を無機質な建物に隔離
最終的には脳細胞が死に、人間として機能しなくなる
主人公が逃亡中に出会った青年と恋をするけど、
当然記憶がなくなっていき…

ほんと切なくて哀しい
赤毛のヴェロニクちゃんが可愛い!
最後は魂の抜け殻みたくなっちゃって泣ける
思い出が何もないって可哀想

エリザベスと青年の手を繋いで歩くラストは良すぎる!!!!
ラスト思い出すとまた うるうるする



これを観てジャン・ローランをもっと好きになった
夜のハイウェイ、ヘッドライトに浮かび上がる白いドレスの女、という冒頭に「キッスで殺せ」を思い出してテンションが上がるが、

主人公の名前を叫ぶ全裸の女性、それに全く気がつかないブリジット・ラーエの虚ろな表情が、この後起こる悲劇を予感させる。

ラーエが、ハードコアポルノ脱却を目指していた頃の作品とのことで、

鬼気迫る演技を想像するのだが、クールという形容詞がピッタリの存在感が、

作品の無機質感にふさわしく、やはりここでも、もう一人の女優=ドミニク・ジュールネとのペアショットが素晴らしい。

脚本は1日で書かれ、撮影は2週間で終えたとのこと。

無人の都会、列車の保線地区などの端正なロケ撮影と、女優の素晴らしい肢体、何より全編に溢れる冷たく哀しい雰囲気が美しい。
j

jの感想・評価

4.6
内容やばい、
結末良かったなぁ、音も良い
名作
山田

山田の感想・評価

4.4
廃棄の仕方が雑で笑える
ジャン・ローラン監督作品。
数分しか記憶がもたない病気であるエリザベートは病院を脱け出し、ロベールという青年の車に拾われるが・・・という話。

ソフトコアポルノなのか女性がやたら裸になる。男も裸になる。セックスシーンが長くて、10分弱ぐらい映している時もあった。首締めプレイ等モラルに挑戦していた。裸になる理由がよく分からないシーンが多かった。

裸以外は血が出るシーンが多い等エクスプロイテーション的。どこを撃たれようが口から血が出る。血糊は真っ赤。登場人物達がすべからく銃を所持しており、素人だろうと撃てば当たる銃の名手ぶり。医者という設定なのに銃を何のためらいもなくぶっぱなす。エリザベート脱走の時の銃撃戦が何かすごいことになってた。警備員の警備がザル過ぎて爆笑した。

陰鬱な音楽が好き。長く映しているシーンがあって、映画の尺稼ぎをしているような印象を受けた。いきなりのダンスシーンに爆笑。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.5
ある精神病院では、患者の記憶と人格を改変する生体実験が行われていた。被害に遭った女は組織の謎を探るため、虚ろな意識のまま病院へと向かう。サスペンス作。徐々に狂っていく様ではなく、記憶障害であり、失くしていく様を色濃く、時には無情に描く様は見応えがある。雰囲気も、どこか虚ろな雰囲気をかもし出していて良い。奇抜な展開、雑な内容もあるが、結末は本作を物語っており印象的。余談だが、美女が多く、そして女性の裸体が多い。
モダンな高層ビルに入っている精神病院。このビジュアルだけで100点。いきなりクローネンバーグ「ステレオ 均衡の遺失」を思い出して興奮してしまう。セックスやスプラッターに死体、無機質なビルと同じく低温。なのに患者の女の子たちはそれぞれ可愛いワンピースなど着ていて、病棟のインテリアも素晴らしく、なんとも言えない好みストレートのディストピア。ラストも良すぎる。ジャンローランはこれと「ゾンビクイーン」しかみたことないけど、この作品みてしまったらついほかの作品も期待してしまうーみたい!字幕付きで!
kakaka

kakakaの感想・評価

5.0
カナザワ映画祭in高田世界館。
まずもって高田世界館という最高の箱に感謝を!!
最高の劇場でこの最高の映画に出会えたことの幸福。
天井桟敷から映画を見下ろすという快楽。映画を観る上で、これ以上の贅沢があるだろうか。

さて映画の内容。
場所はフランスだが、登場する女性がことごとく服をひん剥かれるのは自由意志の弾圧を想起させるし、劇中印象的に使われる赤色と、均一で無機質なビル群は社会主義を揶揄しているようにも思われる。この映画の6年後にチェルノブイリ原発事故が起こるのは偶然だが、作品の結末とリンクしてしまう。
ついさっきの記憶を失ってしまうヒロインは偶然通りがかった青年に保護される。記憶障害の原因は精神病か、はたまた人体実験の後遺症か。回答は明確に呈示されない。
彼女が逃亡した巨大なビル内には、同じような症状の老若男女が彷徨い、記憶が出来ない故に、それぞれが他者の記憶をでっち上げ、記憶を補完し合うというデストピアが展開する。
美しいヒロインに恋した青年を受け入れる彼女は、長いベットシーンを展開し、成る程、記憶出来ないから、物理的に長い性行為によって記憶に刻みつけようというのか。
この映画は明確な結末は無く、自由意志の弾圧の恐怖をイメージで伝えるタイプの作品なのかなと予想しながら見ていると、ラストを迎えれば、なんと無垢で、切実な愛の物語に変貌するのだ。
長く、深く繋がれば繋がる程、愛の輪郭は明確になり、触れられるのだと思っていたが、ラストシーンではただ、手を繋ぐという行為のみおいて、ありありと互いを求め合う愛を呈示したことに、驚愕と同時に深い感動がある。
3秒前まで泣くつもりは無かった。
こういう奇跡みたいな映画があるから、やっぱり映画は止められない。
osaka

osakaの感想・評価

4.0
エロ面白い!ブリジットラーエがすこくよかったです。
全体的な撮り方・雰囲気が冷たいタッチでぞくぞくしました。特に死体の撮り方なんてこのジャンローラン監督しかとれないんではないでしょうか。血が通った人間がただの冷たいモノになってしまう怖さが伝わってきました。
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