田舎司祭の日記の作品情報・感想・評価

田舎司祭の日記1950年製作の映画)

LE JOURNAL D'UN CURE DE CAMPAGNE

製作国:

上映時間:115分

ジャンル:

3.8

「田舎司祭の日記」に投稿された感想・評価

U

Uの感想・評価

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2019.4.18 DVD #99
田舎司祭のお悩み日記だった

バイクのシーンがイイね
No.238[大量のラスボスに囲まれた若い司祭の絶望的な戦い] 85点

田舎にやって来た病弱な若い司祭を村人総出で寄ってたかって虐める話。村人全員がラスボス級の不信心をお持ちのようで、味方と呼べそうにない味方すらボロボロ消えていく中、最終形態のタイラント100体くらいに囲まれた主人公が身一つで絶望的な戦いに挑む。全秒に少年漫画の"…絶望"って煽り文句がついてそう。序盤から飛ばしていて、お布施は払わないけど俺に金くれと農民のおっさんに言われ、"同類だよ"と言っていた医者が自殺して退場し、優秀な生徒がからかうために勉強してたと知り、首を突っ込まざるを得なくなった家族のゴタゴタに心を削られる。宗教者もハードモード人生なんだなぁと感心しきり。

手法としてはモノローグで展開を説明する『抵抗』っぽい感じで、まだまだ後の作品群に比べると荒削りなのは否めないが、演技俳優時代から抜け出した素人起用時代の最初の作品としてはかなり良いスタートだと思う。出て行けという手紙から犯人発覚までの長回しが最高。ブチ切れてるおばちゃんに対して"聴いてませんでした"って返すのも最高。
ブレッソンぽくなかったし(バイクでにっこり笑ったり)
なにより退屈だったなあ、、
yadakor

yadakorの感想・評価

2.0
気の弱い司祭が新任先で村八分にあう話
最近は色々な映画に慣れてきて、眠くなったり退屈することはかなり減ったのだけど、これは本当に眠くなる
というか話に全く起伏がなく、この主人公は映画に向いていない
顔へのズームが怖い
鴉

鴉の感想・評価

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おそらく『ドッグヴィル』の元ネタ
暗くてカッコいいけど会話ばっかりでやや退屈
寿都

寿都の感想・評価

4.7
2019-25
暗い映画No.1
日記物は大好物なんだな。この新米牧師に色々と教えてあげたかったと思った。世の中は広くて、こんな聖職者もいるから参考にしてくれよ、とか。ブラウン牧師とか、法華経のサダーパリブータとかおすすめしたいよ。
司祭学校は肝心な事を教えないのだな。権威を保つことのみを目的としていて誰も救わない、というより救われたら困るんだろう、という一面はある。

幸福への希望を与えられずに、真理を内省し続けること。これほどの苦行があるだろうか。これはこれで素晴らしい生涯だと思うが。ただの鬱です、仕事やめて散歩して栄養摂ってくださいで一蹴したらこのような純粋で美しい芸術は生まれないのだから。彼の人生はなんと言うか、オリジナルだ。オリジナルを掴みたいから内省をするのかもしれない。
あのブレッソン節が完成する前のブレッソン作品
これまたとんでもない不憫映画
2019.2.21@日仏会館
《(恵比寿映像祭地域連携プログラム)映像と文学III『田舎司祭の日記』 ~ロベール・ブレッソンと映像による翻案~》
講演:三浦哲哉

・伯爵夫人のセリフ〜司祭のクローズアップ〜司祭の内言化〜日記のテクスト
・バザンによる不純な映画擁護=翻案の評価
・真の忠実さ〜小説の言葉をそのまま抜き出す、演技をやめた顔
cf.メルヴィル『海の沈黙』
・物質としてのテクストを体に入れる物語〜黒い液体の循環〜吐血後にロザリオを胸に
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