こぼちゃん

SPEC~翔~ 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿のこぼちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
脚本/西荻弓絵、監督/堤幸彦の起"承"転結の"翔"の特別ドラマ。連続ドラマの1年後を描き、映画SPEC天(起承転結の"転")に繋がる。

卑弥呼の時代から始まる世襲制の権力者による御前会議では、SPECホルダー(超能力者)を抹殺する計画、"シンプルプラン"が話し合われていた。

超能力者が殺される事件が相次ぐ中、超能力者の血を吸いDNAと共に、超能力をコピーできるコレクターの力を持つ、最強の敵が登場。

当麻 紗綾(戸田恵梨香)は、前回の事故で退院後、禅寺で療養して回復した瀬文 焚流(加瀬亮)に会う。再び、難事件の解決を決意。私たちには絆がある。ミショウの仲間たちの絆が一番、大切だという当麻。

4台の車に分かれ、仲間を守り追い詰めていく。思わぬ最強の敵の登場に最初は苦戦するも、左手で仲間を召喚し、瀬文たちにも助けられながら、激闘する当麻。

事件解決後、当麻は死んだ超能力者を呼び出す左手を、病を処方する海野に使えなくしてもらう。ゴムのように何も感じない手に涙する当麻。瀬文は、そっと手を握り、お前の手は暖かいよと声をかける。

超能力対決と先を読む戦略、昭和ギャグの連発の中、人間を守る覚悟と自己犠牲、支える愛に感動。
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