霊幻少林拳の作品情報・感想・評価

霊幻少林拳1979年製作の映画)

茅山彊屍拳

製作国:

上映時間:96分

ジャンル:

3.2

「霊幻少林拳」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ラウカーリョンの霊幻道士の少林キョンシー拳



1979年ショウブラザーズ作品。
ラウカーリョン監督



自宅にある買ったけど見てない作品見て見るシリーズ

今回は、キョンシー映画。
キョンシーといえばおさらい。

サモハン製作の「霊幻道士」シリーズ3部作

テレビで人気を博した可愛いテンテンが出る、少年道士レンドラシリーズ「来来キョンシーズ」

等々あり。「霊幻道士2、3」は、劇場で見ている少年「2」は主題歌空耳で歌えるほどと記す。

子供の頃はやったものだ。
キョンシーね。今じゃ民放放送無理だよねえ!!

今回は、Twinレーベル、背表紙オレンジの香港映画、ショウブラザーズシリーズ。ユニバーサル廉価DVDシリーズ。

坊主の三十六房マスター、リューチャーフィー出演。
リューチャーフィの「幽幻少林拳」
発売していた時とにかくショウブラザーズ作品は、内容二の次で購入していた私。
なにやらジャケ写みるとリューチャーフィーがキョンシーなってる!!?
なんで?

みたいな感じ。何か裏あり展開ありみたいな感じ。

ほぼノーマーク作品棚から1枚掴んで鑑賞しました。



いやあやっぱりラウルカーリョンの映画ってちょっとへんてこで面白かったな。

だって!キョンシー拳って何だよ(笑)笑えるわあ、キョンシーの拳法ってないでしょ!絶対。だけど存在するっていうこの想像産物カンフー。

物語は、とある霊幻道士。シーフーこと霊幻道士のボスと若きあばれはっちゃく風若者が元気にひっぱる主役。彼がシーフーの弟子。オドロオドロな死体処理、霊幻道士気合い述シーンは恒例。

御札張る
止まる
水ぶっかける
立たせる
等々あり。一般人キャーみたいなリアクション!

そこに坊主キョンシー、怪しく胡散臭いリューチャーフェイキョンシーがいる。はたして?

この青年がワンユーという監督の秘蔵っ子らしい。
はじめは「シーフーシーフー」言う頼りがいある時より無しのワンユーが道士ぶる冒険青年ものかなあ?と思ってたら、

中盤以降ラブ役の娘も加わり、無論当然展開のリューチャーフェイの拳法たるキョンシーぶりの理由もあかされ
終盤なかなかの三つ巴になり見たことない仇討ちラスからになっていて大変面白かった。この三つ巴のむちゃくちゃさ加減なんか見たことある既視感があった。 
 wiki調べ、監督経歴見ると「アラハン」とか「少林拳三十六房」の監督さんで、状況がぶつかり合う感じ、完璧ジェットリーの隠れた傑作「アラハン」に見えたよなあ。

あとリューのネタバレになるが、拳法必見!
だけどこの拳法、ジャッキー初期映画では、御法度拳法で封印していたものにみえたけど。
えぐる拳法ね。ジャッキーがそれに立ち向かう拳法に見えたけど、本作ではがっつり血染めていた。

またキョンシー拳なる爆笑拳法も必見!
なんだそりゃ!の拳。

「キョンシー!起き上がりの術」

と言われないと拳がでないのが笑えて、御札の紙に貼ってあり、倒せばいいのに、敵が破くという2度デマさ。

シーフーこと霊幻道士の先生は、博打ばかり酒びたりでなかなか映画に出てこない所も妙なリアリティがあったなあ。一流で遊び呆ける名人。

キョンシー映画としても
仇討ち映画としても
もの珍しい出来で大変楽しみました。




さて
ラウカーリョンの霊幻同士の少林キョンシー拳

キョンシー映画、カンフー映画好きの方のみ

ぜひ!

追伸
これだからショウブラザーズ作品の発掘やめらんないんだよなあ。こういうひょっこり面白いのがあるんで。

ショウブラザーズ頼んますから他作品!再発売おねがいします!!!ツインさん!
ノラミャオの単品発売
リューチャーフェイのサンタ師匠もの
とか欲しいなあ!

本日Yahooブログ投稿
主演のワン・ユーが使うカンフー”キョンシー拳”は名前もその動きも、なかなかふざけた技だが、リュー・チャーフィーの鷹爪拳は本格的でスピードもキレもありカッコイイです。
この頃のあまり知られていない作品としては、なかなかの娯楽作品ではないでしょうか。
tak

takの感想・評価

3.2
 サモ・ハン・キンポー製作の「霊幻道士」がキョンシーブームをつくる以前に、キョンシーを題材にしたカンフー映画があった。しかも名匠ラウ・カーリョン監督作。これは80年代の「霊幻道士」シリーズに見られたホラーコメディーとは異なる。キョンシーを扱う道士を主人公にしたコメディ要素を全面に出しながらも、その根底には復讐劇というカンフー映画伝統の熱き血潮が流れている・・・そんな二重構造が楽しい。ただ、そのどちらにも徹することがないだけに半端な印象は残るけれども。

 酒と博打に夢中の道士はかつて有名な拳法の使い手だった。今では道士として旅人の死体を呪術でキョンシーにし、故郷まで送り届けることを仕事としている。弟子に「キョンシー拳」なる拳法を習得させたが、覚えの悪い弟子は次に繰り出す型を教えてやらないと戦えない。博打のトラブルで足に怪我をした道士の代わりに、弟子は女友達とキョンシーを連れて旅に出る。ところが、その中に1体おかしなハゲキョンシーがいた。実はキョンシーに扮装して紛れ込んだ男だった。彼にはある目的が・・・。

 「キョンシー拳」というアイディアが面白い。「出発」では前進して攻撃、「拝礼」では合掌した姿でチョップ、「回転」では手を突き出して回転・・・とキョンシーの動きを取り入れた拳法。これを80年代に観ていたらきっと真似していたかもしれない・・・(恥)。80年代キョンシーのように人の呼吸に反応して襲ってきたりすることはないけれど、道士を先頭にピョンピョン跳ねてついてくる姿は不気味だがなんともユーモラス。それにしてもラストのカンフーアクションが素晴らしい。リュー・チャーフィの「鷹の爪」拳と弟子のキョンシー拳が悪党と戦う姿はアイディア満載の名勝負だ。予想以上に面白かった。正統派カンフー映画に飽きた人にはご推薦します。
JAmmyWAng

JAmmyWAngの感想・評価

3.7
『霊幻道士』に先駆けること六年、あらゆるキョンシーものの原点となった映画でありながら、その歴史的重要性を全く感じさせない作品的佇まいが色々と気持ち良い。

しかしながらこの映画は、男と女の一蓮托生や、生者と死者の認識的な転換というものをコミカルな雰囲気で提示すると同時に、その表現的営み自体がそれらの二項対立をことごとく解体し、同一地平へと還元しながらそれぞれの要素が重なり合う様相をショウ・ブラザーズ的なテンションによって微笑ましく描いているのだと思うワケです。
そして「陽」である存在に「陰」を取り込んで完成するキョンシー拳がその極北としての見事な脱構築っぷりをキメるという、タオイズムとポストモダニズムがカンフーによって融合しているなんかスゴイヤツでございました。

ハッキリ言ってキョンシー拳の所作のダサさは異常だけど、リュー・チャーフィーの華麗な鷹爪拳との形象的な陰陽の対比、そして共闘におけるそれぞれの要素の交わりによって元々の脱構築性が更にブーストされ、より強力な観念の相対化が推し進められていきながらもしかし相変わらずその立ち振る舞いはクソダサいしで何だかもう良く分からない事になっている。

結論としては、キョンシー拳の奥深さは異常という事です。
リュー・チャーフィーのキョンシーは目力が強すぎて死体に見えない。
LEE

LEEの感想・評価

3.8
霊幻道士のようなキョンシーを倒す映画ではなくキョンシーを運ぶ仕事をしている人が事件に巻き込まれるというカンフー映画
なので米を使ってキョンシーやっつける!とかはないがキョンシーの特徴を生かしたカンフーやコメディシーンなどで楽しませてくれる
ラウカーウィン演じる師匠も中々いい味を出している

ストーリーは女の子の家出があやふやのまま終わったり結構ゆるいと思った
カンフーアクションはラウカーリョンが武術指導なのでコメディカンフーでも安定の出来だ!(というかコメディカンフーの先駆けはカーリョンさんの神打だしね

キョンシー通でもカンフー好きでも楽しめる一本だと思います
Yasterize

Yasterizeの感想・評価

2.9
キョンシーものの原点的作品。
主演は少林寺三十六房のリュー・チャーフィ。
霊幻道士とか幽玄道士とかとは全然別物のクンフー映画なのでご注意を。
原題:茅山彊屍拳/The Shadow Boxer

物が古いので退屈感あふれる、いちおうキョンシーもの。
『霊幻道士』、『幽幻道士』などを思い浮かべて観ると
痛い目に会うので要注意。
雑草しか生えていない広々とした大地で青空を背に
繰り広げる鈍いアクションシーンが使われているのに、
終盤のアクションシーンは しょぼいセットの公園を思い
浮かべてしまう様なバックで戦う謎。
『志村けんのだいじょうぶだぁ』のセットが使われた?!っと
思ってしまうほどヒドイ。
某道士があみだした(?)キョンシー拳がなければ役に立たない主人公。
「○○拳」「○○殺法」などと言われないと動きに移れない
ヘッポコ仕様は香港ムービーを植え付けてくれる。
海の豚

海の豚の感想・評価

3.3
濡れ衣を着せられ指名手配を受けた男(リュー・チャーフィー)が追っ手の目を誤魔化す為に霊幻道士の操るキョンシーの中に紛れ込んだ。
人々に恐れられているキョンシーなら検閲所でも詳しく調べられたりはしないだろうという男の目論見は当初は上手くいったかに思えたのだが…。

一時間半の作品なのにかなり長く感じましたね。
リュー・チャーフィーの鷹の爪拳はキレッキレなのにメインのキョンシー拳がまぁもたもたした動きかつとてもシュールなので繰り出される度に笑ってしまいました。

同監督の少林寺三十六房ではめちゃんこ格好いい役を演じていたのに、今作ではハゲハゲ言われるわ恥じらいながら股間を隠すわで大分お茶目な役回りでビックリ。
リュー・チャーフィー好きな人にはお勧めです。
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