ダーレン・アロノフスキー監督作のなかで一番頭が混乱したやつ。
宗教色がかなり強いのは良いとして。ヒューとレイチェルが複数役だし、比較的短尺のなかに現実と劇中の「ファウンテン」の物語さらに妄想?も混ざるし…いろんな抽象的なものがギュウギュウに詰まっている。それでもまだ面白く感じるのはなぜなのか、自分でもよくわからない。
永遠の命、死と再生、そのあたりを絡めた壮大で幻想的なファンタジーかな。輪廻転生を描いているのかな。
ストーリーだけで脳みそパンク状態なうえに映像もいろいろすごい、だけどやっぱり抽象的すぎて。考えれば考えるほどドツボにはまる。
何度か見ているうちにそれすらクセになっていく。見る回を重ねるとまた違った考えや見方が出てきたりと、じわじわ味が出てくるスルメ映画だった。
ヒュージャックマンのスキンヘッド姿が美しい。