バナバナ

ベイビーママのバナバナのレビュー・感想・評価

ベイビーママ(2008年製作の映画)
3.8
ケイトは37歳、独身の部長職。
結婚というよりも、一番欲しいのは子供。
しかし、デートで相手にその話をすると、まず引かれて逃げられる。
体外受精にもチャレンジしたが、子宮の形が悪く妊娠し難いと言われ(そんなの、やる前の検査で分かる筈だが)、
とうとう代理母を頼むことにしたものの、契約したのは見るからに胡散臭い内縁関係の夫婦のアンジーという女性で…という話。

このアンディー夫妻がバカップルで、お金が欲しいから応募したのが丸分かり。
この面接の時点で「これは無い」と思うのだが、コメディなのでこのまま話は進む。
そして受胎してからも、ジャンクフード食べまくりだし、夫婦ケンカしてケイトの家に転がりこんでくるわで、迷惑の掛け通し。

残念だったのは、代理母のアンジーは目の下に隈があって老けてるのに若作りで、いったい幾つなの?という感じだったので、どうせなら20歳そこそこの若い女優さんにして、世代間ジャップも入れてほしかったし、
ケイトの方も、最初はやり手だけどギスギスしたキャリアウーマンにして、同居するうちに少しずつ良いところが見えてくる、という感じにして、メリハリをつけて欲しかった。
ラストも思った通りになっちゃうし、ちょっと惜しい(笑)。

しかし、女性にはこの「年齢の壁」は切実な問題なのだ。
シガニー・ウィバーが年齢の割に楽々と妊娠するのを、子供が欲しいのになかなか出来ない人から見たら「キモい」と言われてしまうのも、また本音。
女性が見た方が楽しめる作品だと思います。
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