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ボーン・ノーティスのsmithmouseのレビュー・感想・評価

ボーン・ノーティス(2008年製作の映画)
3.0
「私の赤ちゃん これは私ではない。」
普通の夫婦とどこかおかしな仮面夫婦に共通した平凡な狂気の化かし合い。

デイナとロンの夫婦はケチな盗みを繰り返すその日暮らし。ある日まとまった金が必要になったところで妊娠が発覚し、子供を売ることを思いつく。見つかった買い手は新興住宅地に1組だけ住んでる裕福なポールとマリアの夫婦。早速家を訪ねるが。

コレは邦題詐欺にしてはよくまとまった拾い物。明らかにドノヴァン主演の洋ドラ「バーン・ノーティス」に引っ掛けたタイトルに不安にさせられるけど中々人物描写に舞台立てに考え抜かれてると思う。
基本、回想で描かれるため余計にミステリーを感じる。

2組の夫婦間の問題をちょっとしたゲームで浮き彫りにしたり、夫婦の間の疑念が有り有りとわかるようなアイテムが出てきて一々考えさせてくる。

ただ地味なんだよ(ー ー;)。
もう少し豪華俳優でオーバーにやれば華があったんじゃなかろうか。
まあドノヴァンのいつもの謎表情が見られて安心したよ。

表面では一致してはいても、実はすれ違ってる人間の底流に流れる欲望。最後まで一筋縄ではいかない外連味タップリな映画。