みおこし

ホーム・オン・ザ・レンジ/にぎやか農場を救え!のみおこしのレビュー・感想・評価

3.5
日本では映画館での公開がされなかったかなり珍しいディズニー作品。
サウンドトラックにはk.d.ラングやティム・マッグロウが参加し、声優陣もジュディ・デンチ、ランディ・クエイド、スティーヴ・ブシェミなど渋い役者陣が揃っています。

牛のマギー、グレイス、ミセス・キャロウェイは仲間の動物たちと楽しく農場で暮らしていた。しかし、不作により借金の返済が厳しくなり、農場は閉園の危機に瀕してしまう。どうにかお金を得るべく、3匹はアラメダ・スリムという悪名高い牛泥棒を捕まえることを画策するが...。

ディズニー作品の中でも、かなり地味な一本ということは否めなかったです...。懐かしのセル・アニメーションを堪能できるという意味では往年のファンにはたまらないし、シンプルな勧善懲悪モノというところも分かりやすくて良かったです!
その一方で、主役の牛たちがあまりにも可愛くないので(笑)感情移入が全くできず...。楽曲は"Wherever the Trail May Lead"や"Little Patch of Heaven"など、天才アラン・メンケンが手がけていることもありかなり楽しめたので、余計に残念でした...!ヨーデルの曲も耳に残って個人的にお気に入りでした(笑)。

最後のトロッコシーンの臨場感は極め付け!CGとセルアニメのコンビネーションは今の時代にしかできない技術なので、そういった意味ではディズニーアニメーションの歴史を感じさせる演出になっていたような気がします。
マリオカートのワリオ鉱山を思い出したのは私だけ?(笑)
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